主な施工実績
北陸新幹線開通工事
2015年3月14日開通の東京~金沢間をつなぐ北陸新幹線の開通工事に携わりました。 より快適で安全なサービスを提供できるよう世界トップクラスの施工をしています。 たくさんの人から注目・期待される分、プレッシャーも大きい仕事でしたが、皆様にご満足していただけるすばらしい運行が出来るよう、日夜、作業を進め、無事完成しました。
姫路駅高架工事
平成元年より姫路駅周辺整備の根幹事業として山陽本線、播但線、姫新線を高架化し、南北市街地の一体化と交通の円滑化を図る大規模な事業に携わりました。区間は山陽本線 市川右岸~中央南北幹線 約4.3km播但線 姫路駅取付け部 約1.0km姫新線 姫路駅取付け部 約1.3kmを高架化し、駅部にあった貨物基地の移設を行いました。 長期間にわたる施工でしたが、この事業が成功することにより、よりスムーズな交通システムになり、駅周辺の新ビル建設など、姫路の街づくりに大きく貢献することができました。
佐用町路線復旧工事
平成21年8月に兵庫県で大きな災害をもたらした、台風第9号により兵庫県南西部に位置する佐用町は特に大きな被害を受けました。佐用川が増水・氾濫し、駅は崩壊。線路もとても電車が走れる状態ではありません。住民の主線であった、JR姫新線の播磨新宮駅~佐用駅が運休、佐用駅~美作江見駅も運休となり、私たちは復旧作業のため佐用町に急行しました。土砂に埋もれた信号機器や、地盤がくずれゆがんでしまった線路。唖然とする光景を目の当たりにしながらも私たちは状況を1つ1つ確認し、修繕作業を行いました。すべての整備を終え、電車がふたたび佐用駅を出発したときは感慨深いものがありました。
阪神・淡路大震災復興支援工事
平成7年1月17日、地震が発生したのは午前5時46分。わずか数十秒でしたが、史上初という震度7の揺れにより、鉄道も壊滅的な被害を受けます。鉄道にとってせめてもの救いだったのは、この時間がまだ夜明け前であり、通勤ラッシュが始まっていなかったこと。もしラッシュが始まっていれば、もっと多くの列車が、満員の乗客を乗せて走っていたことでしょう。さらに、東海道・山陽新幹線の営業開始前だったことも幸いしました。新幹線は、最高速度から急ブレーキを掛けても停止するまでに2キロ以上を必要とします。もしも、列車が崩落した高架橋を猛スピードで走っていたら・・・ですが、全国からの応援を受け、近隣住民の協力もあり、驚異のスピードで復旧することになります。JRは被災した神戸線の代替ルートとして福知山線・播但線・加古川線で列車の大幅増発を実施し、和田山経由の臨時快速列車も運転しました。これら路線では車両不足を補うため、JR西日本管内はもちろんJR東日本などからも応援の車両が駆けつけ、大阪以東と姫路以西を結ぶ唯一の鉄道ルートとして重要な役割を果たしました。 鉄道各社が総力を挙げて復旧工事を行った結果、4月1日にはJR神戸線が全線で運転を再開。地震発生からわずか74日という驚異的なスピードで復活を遂げました。